みなさんこんにちは!5月も終盤に差し掛かってきて、暑い日もあり、疲れが溜まっている方も多いのではないでしょうか?最近は、五月病ならぬ、六月病というものもあるようなので、自分の心身をよく観察して無理しすぎないことが大事ですね。
さて、今回はこの特集の3回目、「スポットライト」についてご紹介していきたいと思います。こちらも主題を強調するために重要なテクニックとなりますので、是非本記事を最後までお読みください♪
スポットライトとは?
脇役の中に埋もれないように、主役を際立たせることを言います。例えば、ドラマや舞台などでは主役が誰なのかすぐに分かりますよね。デザインについても、ちゃんと主役に目が行くように全体の構造を考える必要があります。
なお、前回の「ダイジ度天秤」は意味の優先付けでありましたが、「スポットライト」は見た目の優先付けとなります。
例えば、私が趣味でよく訪れる鎌倉周辺について、考えてみましょう。
北鎌倉お寺にあるお寺の魅力を伝えたい。その時、「ダイジ度天秤」的には、「各寺の特徴」と「お寺の位置関係」のどちらが大事かを比べます。そして、より重要な方を選び取ります。このように全体的にどのような意味を伝えたいか考えるのが「ダイジ度天秤」です。
一方、「スポットライト」的な考え方はどうなるのでしょうか。先ほどの「ダイジ度天秤」において、「各寺の特徴」を紹介することになったとしましょう。北鎌倉には、建長寺、円覚寺、東慶寺、浄智寺、明月院など様々なお寺があります。その中で、建長寺を主役として目立たせるとします。具体的には、建長寺だけ大きく表示したりして、ここが主役なんだということを一目で分かるようにするんです。
さて、ここからはその具体的な方法を見ていきましょう!
色のライト
まずは、「色のライト」です。全ての文字が黒で書かれているとすると、どこが重要かは一目で分かりにくいですよね。誰にでも分かりやすく大事なところを示すために、色を付けるのはかなり有効です。みなさんも学生の時、教科書の大事な部分に蛍光ペンで線を引いたりしませんでしたか。そのようにすることで、要点を際立たせ、記憶に残りやすくするんです。
一方、蛍光ペンで線を引きすぎるパターンもありますよね!?もはや全て重要みたいな(笑)それはそれで、要点が分からなくなってしまいます。その時は、色を付けるところを少なくしてあげるのがいいですね。
このように、色を足したり、引いたりしながら、本当に重要な部分にスポットライトを当てることを「色のライト」といいます。
地のライト
次は、「地のライト」です。要するに、一部の背景を変えてあげると、主役が際立つというテクニックです。少し説明が難しいので、参考までに作ってみましょう!
まずは、普通のデザイン。カテゴリ名が埋もれてしまっているので、どこで区分されているか分かりにくくなっていますよね!?一応、色別にはしてあるのですが…
一方、カテゴリ名の背景に色を付けます。カテゴリ別になっているのが分かりやすくなった気がしませんか?
このようにちょっと工夫をするだけで、見え方が変わってくるんですね♪
サイズのライト
重要な点を示すとき、先ほどの「色のライト」が効果的だとお伝えしましたが、サイズを変えるというのも有効的な手段です。それが「サイズのライト」です。一般的には、サイズが大きいほど大事だと言えます。こちらも試しにデザインをつくってみましょう。
まずは、同じ大きさで並べたバージョン!すべてを同列して伝えたいときは悪くないかもしれないですね。
次に、一部の大きさを変えたバージョン!強調したい写真をはみ出るぐらい大きくしました。メリハリが出て、何が重要か伝わりやすくなったと思いませんか?
その他
その他にも、「余白のライト」や「揃えないライト」について、本書で紹介されています。
簡単に言うと、デザインの中で区分をしたいときに、間に線を引くよりも、余白を開けた方が分かりやすいというのが「余白のライト」です。
また、整列している中にズレがあったり、真っすぐの中に斜めなものがあったりすると目立ちますよね。例えば、偏差値70の高校に金髪の子がいたら目立ちますよね!また、結婚式にジャージ姿で行ったら多くの人の目を引きますよね!?このように、イレギュラーなものって目に付くんです。それを活用したのが、「揃えないライト」です。
まとめ
以上が、主役を際立たせるためのスポットライトになります。
みなさんも普段から使っているテクニックもあるのではないでしょうか?私は、色や大きさなどは意識して変えたりしています。そのため、「地のライト」や「揃えないライト」などの考え方は面白いなぁと感じました。いろいろ試しながらオシャレなデザインをつくれれるようになりたいですね♪
是非、今回お伝えしたテクニックの中に使えそうなものがありましたら、試して見てください!!
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