みなさんは英語で文章を書けますか?
日本人で自信を持って英作文をかけると言う人は少ないのではないでしょうか?私も少し英語を読むことはできますが、話したり書いたりするアウトプットが苦手です。
でも、私には夢があります。今、鎌倉を中心とした歴史散歩をテーマにブログを書いているのですが、世界中の人に読んでもらいたい!それを実現するためには、英語で発信できると大きいですよね。しかしながら、私に英作文はできない…ものすごく時間をかければある程度かけるかもしれないですけどね。
そのお悩みを解決できる可能性を秘めているのが、最近よく耳にする「Chat GPT」なんです!対話型AIでいろいろできるのですが、翻訳も得意なんですね。
今回は、立教大学教授の山田優さんが書かれた『Chat GPT 翻訳術』から概要を学んでいきたいと思います。
Chat GPTとは?
Chat GPTを簡単に表現すると、高度なAI技術によって、人間のように自然な会話ができるAIチャットサービスです。表現力が高く、様々なニュアンスや文脈を理解することができます。
Chat GPTは、質問に答える、対話を行う、文章を要約する、翻訳するなど、あらゆることに使えます。そのため、私たちの仕事などにおいて、強力なサポートをしてくれる存在になります。
もちろん、情報のリアルタイム性がないため最新の情報には対応できないことや、正確ではない答えを返してくることもあるので注意は必要です。しかし、それを考慮しても、使うことのメリットが大きく上回ります。むしろ、ビジネス社会において、活用しなければ生き残れなくなる可能性すらあります。
私の場合は、副業のブログにおいて、校正や翻訳作業に使いたいなぁと思っています。まずは、どこまで翻訳に使えるかを試していきます。
Chat GPTを使った翻訳のメリット
では、Chat GPTを活用して翻訳をすることで、どのようなメリットがあるのでしょうか?考えられるものを次に挙げてみます。
- 英作文ができなくても、ある程度英語が読めれば素早く翻訳ができる。
- 対象読者や英語のレベルを設定するなど、幅広い翻訳ができる。
- どんどん翻訳を作ることができるので、英語が身についていく。
- 翻訳を通して、Chat GPTの理解が深まる。
- 世界中の人に向けて情報発信ができる。
以上が、メリットになります。Chat GPTを使うとフォーマルな表現もカジュアルな表現もできますし、小学生レベルから大人のレベルまで指定することもできます。そのため、様々な表現を学ぶことができるんですね。Chat GPTを使わなければ、ものすごい時間がかかりますよね!?
このように、英作文の数をこなすことが大事なんです。私は、ブログでChat GPTの翻訳機能をフル活用していますが、「こういう時は、このように訳すんだぁ!?」と学びが非常に多いです。
もちろん、完全にChat GPT任せにすべきではないです。Chat GPTが作成した文章の適切さをしっかりと確認する必要はあります。Chat GPTも結構間違うのです。その点は肝に銘じておかないといけないですね。
そして、Chat GPTに任せっきりで頭を使わないと、逆に脳が退化してしまいます。鵜呑みにするのではなく、本当にこの翻訳でいいのか常に疑問を持ち、吟味していくことが成長に繋がるんです。私たちが、Chat GPTの上司になって、優秀な部下を使いこなすつもりで臨んでいきましょう!
Chat GPTによる翻訳手順
今回は、日本語を英語に訳す方法について、説明をしていきます。
簡単な流れは次のとおりです。
- 日本語の文(原文)を作成する
- その文について、Chat GPTにどう翻訳してもらうか、指示内容を考える(★1)
- Chat GPTに翻訳してもらう
- Chat GPTが作成した翻訳文について、誤りなどがないか確認をする。
- 内容に間違いがないかなどChat GPTに確認してもらうための指示内容を考える(★2)
- 最後に全体的に自らの目でチェックする
上記の流れを図にすると次のとおりです。
では、★1のところでは、どんな指示を出せばいいのでしょうか。ちなみに、Chat GPTに対する指示文や質問文のことを「プロンプト」といいます。
①翻訳の目的・対象読者を設定する
読む人が大人か子供か、上司か友達かなどによって使う言葉って違いますよね。何も指示を出さないと、上司への報告が友達感覚のように翻訳されたりすることもありうるので、誰にどのような場面で伝えるのかなどをChat GPTに指示してあげましょう。
②英語のレベルを設定する
TOEICで表現すると900点レベルか500点レベルかで使用すべき英語って違いますよね。そのように英語のレベルについても設定できるのです。英語のレベルも指示できるなんて驚きですよね!?
➂用語を指定する
特定の固有名詞などは、狙った通りに翻訳されないこともあります。この日本語はこの英語にしてくださいと指示を出せば、思った通りに翻訳してもらえるようになります。
次に、★2ではどんな指示を出せばいいのでしょうか。
①正確性のエラーがないかのチェック
②流暢性のエラーがないかのチェック
➂英語のレベルに問題がないか
④指定用語が思い通りに訳されているか
このように、翻訳の前後でプロンプトを設定することで、質の高い翻訳が可能となるのです。出来上がった文章は自分の目で確かめる必要もありますが、一から英語の文章を作るよりも明らかに楽にできます。英作文が苦手である私のような人にとっては、英語で自分の考えを発信できる最善の手段になり得るのです。
なお、プロンプトについては、最初の頃は作るのは大変かと思いますが、使いまわしも結構できるので、継続していけばそれだけ楽になっていきます。
まとめ
いかがでしたでしょうか?みなさんも翻訳できそうだと思いませんか?
私もブログでいろいろ試していこうと思います。うまく使いこなせれば、世界中の人に私の想いが伝わる可能性がある。そう考えるとワクワクしますね。
一方で、Chat GPTは必ず正しいとは限りません。自信満々に答えてくるので、鵜呑みにしたくなりますが、結構誤った答えを返してくることもあります。そのため、本当に正しいことを言っているのか、しっかり疑うことが大事ですね。
部下に仕事を丸投げする上司のようになるのではなく、部下であるChat GPTに適切な指示を出し、やってくれた仕事について責任感を持って確認する。そのような姿勢が求められます。
Chat GPTには、メリットとデメリットがありますが、私たちの仕事の速さや質を格段に上げてくれる可能性があります。デメリットを気にして活用しなければ、時代に取り残されることもあり得ます。
是非みなさんもChat GPTを使ってみてはいかがでしょうか?
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