心が明るくなる中村天風の言葉

感想

 みなさんこんにちは!

 ちょうど、この記事を書いているのは、4月の前半ですが、みなさんは元気でしょうか?

 環境の変化などにより疲れている方も多いのではないでしょうか?私も仕事内容が変わり、毎日の習慣も作り直すなど、ストレスを多く感じています。特に、私は不器用な方なので、新しいことを始める時にすぐには対応できず、時間がかかってしまいます。そんな時は、「自分ってやっぱり仕事できないのかなぁ…」とか悩んでしまったりします。

 そんな時に、勇気を与えてくれる本があります。中村天風さんが書かれた『運命を拓く』という本です。この本に書かれている内容を一言で表すとすると、心を「絶対積極の状態にしなさいです。つまりは、常に心をポジティブにしておきなさいということなんです。

 確かに、「病は気から」というように、心が弱っていると、風邪を引いたり、ストレスを強く感じたりしますよね。要は、人生とは人それぞれの感じ方次第なんです。世の中に「いいこと」も「悪いことも」ないんです。人間がそれをどのように解釈するかによって決まるんです。例えば、人生の中には多くの困難があると思いますが、それをバネにして成長につなげる人もいれば、不平不満ばかり言う人もいます。人に親切にされた時に、素直に感謝できる人もいれば、何か裏があると疑う人もいます。

 中村天風さんがいうように、心を常に積極的にすることで、強く、元気に人生を歩んでいくことができるのです。実際に、メジャーリーガーの大谷選手や元テニスプレーヤーの松岡修造さんも影響を受けています。

 「人生に疲れた」とか「気分が落ち込んできた」と感じている人には特に読んでいただきたい本です。私も、頭ではポジティブに考えた方がいいと理解しながらも、自分のダメさに嫌気がさしてしまうこともあります。そんな時には、天風さんの言葉を思い出し、元気を取り戻しています。

 今回は、天風さんの言葉から印象に残ったものを3つに絞ってご紹介していきます!!

効果的に学ぶ方法

 修養ばかりでなく、何を志すときでも、自己向上を目的とする。そして、その目的とする自己向上は、ただ単に自分の幸福のためにするんじゃない。自他の幸福のためにするんだ、という広い意味を忘れてはいけない。そうしてはじめて、自分の勉強にも努力にも、非常なぞくぞくするような力が湧いてくるのだ。

 私は、子供の頃、学ぶことが嫌いでした。勉強は得意であったけど、そんなに好きではなかった。恐らくそれは、学んだことを受験以外どんなことに活かすことができるのか考えてこなかったからかもしれない。

 大人になってからはよく本を読んで学ぶようになりました。それは、社会人になって、大きな壁にぶち当たり、自分の課題がはっきりしてきたからなのかもしれないと思います。子供の時には、嫌なことは避けてきたし、勉強も運動もそこそこできたので、そのままでいいやと思っていた。だけど、社会人になると、困難からそう簡単に逃れられない。基本的に乗り越えていかなくてはならない。そうしているうちに、自分の限界を感じ、本などを読んで学ぶことに救いを求めたのだろうと思います。学ぶことは楽しくなってきたけど、天風さんの言う「ぞくぞくする」ような感覚まではいかなかった。

 さらに、最近では学んだことをブログを通して多くの人に伝えようとしている。あと、小学生の子供にも教えるつもりで学んでいる。人に教えることを前提にすると、より一層学びに熱が入ってくる。確かに、自分の喜びを求めるだけではなく、他者にも貢献できると考えると心が躍ります。つまりは、自分がやりたいと強く思うことと、他人が喜ぶことに共通項を見出せると最高な人生を送ることができるのです。

 あなたは、日頃から学んでいますか?学びの種類はいろいろあるので、何でもいいです。本を読むのも、野球の練習をするのも、ダンスを踊るのも、歌を練習するのも学びです。
 あなたは何のために学んでいるのですか?誰に何をしてあげたいですか?
 そこら辺が自分の中で整理されていると、より良い学びを実現できるのではないでしょうか。

信念の大切さ

 本当の気持ちで人のためを思ってする仕事が、駄目とはいかなる理由か。人によいことを奨め、人を幸福にすることがなぜ駄目なのか。否、駄目とか、駄目ではないとかは考えない。ただ人を幸福にすれば良いのだ。それが自分に出来ないはずがないんだ!

 天風さんが銀行の頭取を辞めて、多くの人々に教えを説く道を選んだ時の言葉です。大部分の人は天風がおかしくなったと思ったようです。そして、当時の偉いお坊さんも天風を止めました。しかし、天風は上記の発言のとおり、諦めずに自分の考えを貫き通していくのです。

 みなさんは、信念を持っていますか?日常の中で見ていると、多くの人が信念を失っているように感じます。「親はどう思うだろう?」、「上司はどう思うだろう?」、「周りの人にどう思われるだろう?」などと、他人ばかり気にして過ごしていませんか?そして、だんだん自分らしさを失っていく…私も気が付いたらそんな状態になっていました。

 天風さんの言葉から、もっと自分に対して正直に生きるべきだということを学べます。他人がどう言ってきたって構わない。自分が心からやりたいことをやる。やらなくちゃならないことが溢れているこの世界で、やりたいことをやるには強い信念が必要です。誰かに反対されたからすぐに止めてしまうような信念ではダメです。

 私にも、ブログを通して、多くの人に大事なことを伝えたい、みなさんの心を少しでも明るくしたいという信念があります。もちろん、ブログが好きだから続けています。しかし、仕事が忙しい時なんかは、サボりたくなることもあります。だけど、つらい時もコツコツ続けています。

 何事も大きな成果を出すのは簡単ではないです。困難にぶつかったり、人から反対されたり、いろいろあります。そんな時でも、強い信念があれば、継続することができます。それによって、夢が叶う可能性が上がるのです。ですから、何度も言うようですが、強い信念を持ちましょう!

 あなたは何に対して、強い信念を持って向かっていくことができますか?

幸せに生きるには

 一生は、何百年生きたとしても、二度とは来ない。
 そう思ったならば、せめて生きている間だけは、どんなことがあっても、ニコニコ笑っていこうではないか。

 これも簡単なことのように思えるかもしれませんが、できている人は少ないと思います。店員を怒鳴り付けるクレーマー、部下をいじめる上司、いつも不満ばかり言う人、未来への不安に怯えている人など様々います。私も、同僚に不満があったり、未来が不安だったりすることもあります。でも、そういう気持ちの時は幸せではないですよね…

 人間はみな平等に時間を過ごしています。喜んでいても、怒っていても、悲しんでいても、心地いい気分でいても時間は過ぎていきます。そして、どういう気分でいるかは自分で選ぶことができます。困難があってもそれを楽しむことができる人もいれば、大きなストレスを感じる人もいます。つまりは、起こったことをどのように解釈するのは自分自身なんです。
 そして、次がポイントなんですが、人生って「今この瞬間」の連続なんですよね。「今」何を感じ、何をしているか、その連続があなたの人生になっていくのです。

 ここで、天風さんの言葉に戻ると、一度しかない一生をどうやって過ごすかが重要だということになります。どうせなら、怒っているより、笑っていたいですよね。ニコニコして、機嫌良く過ごしたくないですか?そのように過ごしていると、きっと幸せな人生を送ることができます。みなさんも今よりも少し機嫌良く過ごしてみてはいかがでしょうか?

まとめ

 以上、いかがでしたでしょうか?最初にも述べましたが、中村天風の教えを一言にまとめると、心を「絶対積極」の状態にしなさいということです。人間の体は、機械みたいなものだから、それを動かす心が大事だということです。扇風機で言うと、本体が人間の体で、電気が心ということです。

 私は、心を積極的にすることは大事だと思っていますが、体のケアも同様に大事だとも考えています。だって、体が弱ると心も弱りませんか?心と体は密接に関わっているので、どちらからも改善のアプローチをすべきだと思っています。
 つまりは、天風さんの言うとおり、絶対積極でいられるように、日々意識をしていく。一方で、食事・睡眠・運動を意識して整えることで体の状態も良くしていく。私はそのようにすることがベストだと信じています。

 最後に、心への改善アプローチを考えた時には、天風さんの考え方はかなり有効です。是非みなさんも、本書もしくは、別の本でもいいので、実際に天風哲学を学んでみてはいかがでしょうか?

コメント

タイトルとURLをコピーしました