「自分はダメな人間だ・・・」
みなさんはそんなこと考えていたりしませんか?日本人は結構自信がない人が多いように感じます。逆に、自信満々だと周りから変わったやつと思われるかもしれないですね。でも、私は自信を持つことに肯定的です。
だって、自信を失って、「自分なんてどうせダメなんだ」と考えながら生きていてもつまらないですよね。私はどうせ生きるなら楽しく過ごした方がいいと思ってます。そして、自信を持っていた方が何事もうまくいきます。私も元々は全く自信がなかったのですが、40歳目前にしていい感じに自信を持って仕事とかできています。困難なことでも頑張れば何とかなるだろうと思えています。
そう、自信を持つことは、単なる気分以上に私たちの行動や考え方、そして人生に大きな影響を与えます。今回は自信がどんな効果をもたらすのか、科学的な視点を交えつつ、実体験や具体例を通して考えてみたいと思います。
1. 自信を持つことの効果
今回は、脳科学的な観点から説明したいと思います!!なぜなら、私は脳科学が好きだからです。
① 前頭前野が活性化し、思考の質が上がる
自信をもつと、脳の司令塔である前頭前野(判断・計画・創造性を司る)が安定して働きます。
不安や自己否定が強いと、扁桃体(恐怖・不安の中枢)が過剰反応し、思考が浅く短絡的になります。
→ 自信がある状態では
- 複雑な判断ができる
- 視野が広がる
- 長期的な戦略を描ける
つまり「賢く振る舞える脳の状態」が作られます。
② ドーパミンが分泌され、行動が加速する
自信は「自分はやれる」という予測を脳に与え、ドーパミン(やる気・報酬系の神経伝達物質)を分泌させます。
その結果、
- 行動へのハードルが下がる
- 失敗しても立て直しが早い
- 継続力が高まる
これは才能ではなく、脳内の化学反応の差です。
自信のある人が「行動力がある」ように見えるのは、このためです。
③ ストレス耐性が高まり、回復が早くなる
自信をもつ人は、同じ出来事でも「脅威」ではなく「課題」として認知します。
この認知の違いにより、コルチゾール(ストレスホルモン)の過剰分泌が抑えられます。
結果として、
- プレッシャー下でも力を発揮できる
- ミスからの切り替えが早い
- 心身の消耗が少ない
つまり自信は、折れないメンタルを作る脳の防御機構でもあります。
2. 科学的な裏付け
自信と脳の働き、ホルモンとの関係など、科学的な視点を交えて自信の効果を補強します。前頭前野の活性化やテストステロンとの関連、そして小さな成功体験が自己効力感を高めるメカニズムを紹介します。
前頭前野の活性化につながる根拠
脳の研究では、人が「これで合っている」と強く思うとき、前頭前野の一部がよく働くことが分かっています。自信が高いほど、この部分の活動も高くなります。つまり、自信は気持ちだけの問題ではなく、判断するときの「確かだと思う強さ」が、脳の中で実際の動きとしてあらわれているのです。(Gherman & Philiastides, eLife, 2018)。
さらに、意思決定のconfidenceは複数の前頭前野ネットワーク(vmPFC, dlPFC, aPFCなど)と関連していると示されており、confidenceが認知制御・評価プロセスと結びついていることが示唆されています(Ting et al., Nature Communications, 2023)。
他の研究では、意思決定の際に感じる「自信」が、脳内でどのように処理されているのかを調べました。fMRIと強化学習課題を用いた結果、「腹内側前頭前野(VMPFC)」が自信の高さと強く関係していることが明らかになりました。VMPFCの活動は、状況を問わず働く「全体的な自信の感覚」を表しており、利益を得やすい場面で自信が高まるといった判断の偏りも反映していました。一方、背外側・背内側前頭前野は、不確実性やエラーの監視に関わる可能性が示されています。これらの結果から、VMPFCは学習や選択の過程において、主観的な自信を生み出す中核的な脳領域であると考えられます(Ting, C.-C., Salem-Garcia, N., Palminteri, S., Engelmann, J. B., & Lebreton, M. (2023).Neural and computational underpinnings of biased confidence in human reinforcement learning.Nature Communications, 14, 6896.)。
ドーパミンが分泌される根拠
ドーパミンは「快楽」ではなく「期待」の物質です。ドーパミンは「快楽ホルモン」と説明されがちですが、正確には違います。
脳科学的にドーパミンとは、「報酬が得られそうだという予測(期待)を伝える神経伝達物質」です。
研究では、
・報酬をもらった瞬間
よりも
・報酬がもらえそうだと分かった瞬間
に、ドーパミン神経が強く活動することが示されています。
ここで重要なのが「自信」の正体です。
自信とは単なる気合や思い込みではなく、「自分の行動がうまくいくと脳が予測している状態」と定義できます。
「今回はできそうだ」
「これなら結果が出る」
こうした成功予測が立った瞬間、脳の報酬系が刺激され、ドーパミンが放出されます。
【根拠となる主要論文】
- Schultz, W., Dayan, P., & Montague, P. R. (1997).
A neural substrate of prediction and reward. Science. - Schultz, W. (1998).
Predictive reward signal of dopamine neurons. Journal of Neurophysiology.
ストレス耐性が高まる根拠
脳科学的に見ると、自信がある状態とは「状況を予測・コントロールできていると脳が判断している状態」です。このとき前頭前野が優位に働き、不安や恐怖を司る扁桃体やストレスホルモン系(HPA軸)の過剰反応が抑えられるのです。その結果、コルチゾール分泌が低下し、ドーパミンによる調整も加わることで、同じ出来事でもストレスを受けにくくなります。これが、自信がストレス耐性を高める神経学的理由と言えるのです。
【根拠となる主要論文】
- Wager et al., 2008(PNAS)
→ 前頭前野が活性化すると、扁桃体のストレス反応が抑制される - Kim et al., 2011(Social Cognitive and Affective Neuroscience)
→ 自己評価が高い人ほど、ストレス刺激に対する扁桃体反応が弱い - Bandura et al., 1985 / 2003
→ 自己効力感が高い人は、ストレス課題中の生理反応(心拍・コルチゾール)が低い - Kirschbaum et al., 1995
→ コントロール感があるだけで、同じ課題でもコルチゾール反応が大きく低下
3. 自分の体験談と具体例
私の体験談
まずは、私の例から挙げていきたいと思います。私は長らく自信を持てずにいました。他人と比べて自分はダメだと思ったり、何かに挑戦して失敗したらどうしようと考えたりしていました。そうやって自信がないと頭の中に雑念が浮かんでくるので、目の前のことに集中できなくなります。何度か話している途中に頭が真っ白になって、何を言っているか分からなくなったりすることもありました。特に私は人前で話すことに恐怖を感じていたようです・・・
ただ、人前で話すことのように、自分にとって怖いこと、逃げ出したいことでも、仕事だとやらざるを得ないことも多いですよね!?しょうがないので、大きな失敗をしないように、全力でやっていくうちに、うまくできることも増えてきて、今ではちゃんと準備をすれば失敗をしない自信があります。もちろん、その過程には失敗が多くありましたが、私は人生うまくいかなかったことが多かった分だけ、挫折からも立ち直れるタイプでした。今思えば、失敗を許容できるマインドが大事だったのではないかと感じています。
器用な人は、そんなに失敗をしなくてもうまくやれてしまうかもしれないですが、世の中不器用な人も多いです。みんなそんな大した人間ではなく、同じように失敗もします。失敗を恐れて動けないと何も変わりません。挑戦し続ければ、何かは変わっていきます。当然、同じようなミスを繰り返していてはよくないと思うのですが、挑戦して、失敗して、学んで、いつか成功するというループを回していけるかが鍵なんではないかと思います。1つずつ成功を積み重ねていけば、そのうちに自信もついてきます。そして、自信がついてくると、より仕事などで自分らしく振る舞えたり、弱いところを見せるのも平気になってきます。自信があると、周りにもそれが伝わるので、なめられなくなるような気もします。他にも、自信があると、ストレスが溜まりにくいので、疲れにくくなったり、活動的になったりします。簡単に言うと、私の実感としては、人生が好転したと言えます。
これは私だけなのでしょうか?歴史上の人物を事例に確かめてみましょう!!
ナポレオン・ボナパルト|自信が集団の力を引き上げる
ナポレオン・ボナパルトは、強烈な自信が現実を動かした代表的な人物です。彼は名門貴族の出身ではなく、決して有利な立場から歴史に登場したわけではありません。しかし、彼は一貫して「自分は勝てる」「自分が指揮すれば道は開ける」という確信を持ち続けていました。
心理学的に見ると、これは自己効力感の高さにあたります。自己効力感が高い人は、決断が早く、行動に迷いが少ないです。その姿勢は周囲にも伝染し、集団全体の士気を高めることになります。ナポレオンの軍が驚異的な結束力を持った背景には、彼個人の戦略だけでなく、指揮官としての揺るぎない自信があったと考えられます。自信は単なる気持ちの問題ではなく、周囲の行動と結果を実際に変える力を持つのである。
エイブラハム・リンカーン|不安があっても進ませる自信
エイブラハム・リンカーンは「自信満々な英雄」とは異なるタイプの偉人です。彼は選挙に何度も敗れ、失敗や挫折を重ねてきました。しかし、それでも彼が失わなかったのは「自分の信じる価値は正しい」という確信なのです。
心理学的に言えば、これは万能感ではなく、価値に根ざした自信です。リンカーンは不安や迷いを抱えながらも、奴隷解放という極めて困難な決断から逃げなかったのです。自信とは、不安がない状態を指すのではありません。不安があっても、自分が正しいと信じる行動を選び続けられる心の土台だと言えます。リンカーンの人生は、自信が人を大胆にするだけでなく、粘り強く、誠実にさせる力でもあることを示しているのです。
4. どうしたら継続的に自信を持つことができるのか?
自信とは、挑戦と修正を繰り返す中で、「成功する確率を自分で高められる」と分かっている状態だと私は感じています。
仕事や成果など、単一の尺度で自分自身を判断してしまうと、失敗したときに自信は崩れやすくなります。
また、人と比べてしまうと自信は揺らぎやすいため、他人ではなく、昨日の自分と比べて少しでも良くなった点に目を向けることが大切です。
そもそも自信は絶対的なものではなく、その時々で変化するものです。失敗を恐れて挑戦を避ければ、自信はむしろ失われていきます。
さまざまな経験を重ね、失敗した自分や弱い自分も受け入れながら、「何があっても大丈夫だ」と思える感覚を育てることが、折れにくい自信につながります。
5. まとめ
いかがでしたでしょうか?自信を持つことの重要性について伝わったでしょうか。
私も自信を持つことによって、仕事のパフォーマンスが向上しましたし、より幸福感も感じているます。でも、「どうしたら自信がつくの?」という問いに対する答えは難しいです。
皆さん何となく、自信を持つことの大事さは分かっていると思います。でも、「自信を持とう」と念じてもそう簡単にうまくいかないですよね?逆に、自信を持たなくちゃと焦って、失敗して、自信をなくすこともあるのではないでしょうか?
即効性のある解決策はないかもしれないですが、ちょっとずつ成功を積み重ねたり、自分の成長した部分に意識を向けたり、細かいことの積み重ねが大事ですね。個人的には、最初から自信満々の人は、慢心になりがちで、大きな失敗をしたりする傾向にあると考えています。若い頃に自信がない方こそ、謙虚な自信を手に入れ、それが成功につながっていくのではないでしょうか。
私も少しずつ自信が持てるようになってきたので、これをしっかりと育てていきたいと思います!

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